アフリカ×テクノロジーで世界の在り方が変わる話

はじめに、

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どうも、とてつもなくプログラミング技術に興味を持ち始めたテストステロン侍です。

 

なぜ僕がプログラミングに興味を持ったかというと、アフリカ×テクノロジーで世界の在り方が変わるかもしれないからです。

 

皆さんのアフリカのイメージはなんでしょうか?

 

アフリカ=貧困

 

アフリカ=ボランティア

 

もし、このような考えを持っている人は一度考え直した方が良いかもしれません。

 

そのようなイメージだけでは収まりきらない何かがアフリカで動き始めているから。

 

大袈裟に聞こえるかも知れないですが、既に事例となるような現象も起きています。

 

なので、今回はアフリカ×テクノロジーで何がおきるのか?

 

その上で、何故プログラミング技術が必要なのか?

 

そして、その結果、世界の在り方がどう変わっていくのか?

 

今まで調べていたことを全てまとめました。

 

かなり長文になっているのでご了承ください。

 

1、アフリカで起きるリープフロッグ現象

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リープフロッグ(カエル飛び)現象という言葉はご存知だろうか?

 

リープフロッグ現象とは、アフリカの様な後進国が通常のインフラ整備の段階を何段階もすっ飛ばして発展していく現象の事を言います。

 

かなり噛み砕いて言うと、日本や欧米等の先進国は1➡2➡3というように段階を踏んで発展してきましたが、アフリカでは1➡100というカエル飛び現象が起きています。

 

まさに、Leap(飛び越える)Frog(カエル)のような現象が起きているんです

 

そして、この現象にはインフラ整備が整っていないアフリカの特徴を上手く利用したテクノロジーの活躍があったからです。

 

2、マサイ族の生活を変えた携帯電話

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マサイ族と言えば槍を持って走り回っている男たちの事を想像すると思います。

 

しかし、現在マサイ族の生活は、テクノロジーの発達により急激に変わろうとしている。

 

従来のマサイ族は牛を飼い、動物を狩り、自給自足する遊牧民でした。

 

しかし、現在は、牛を売り、旦那が都心に出稼ぎに行き、そのお金を使い子供に教育を受けさせるという生活スタイルが確立しつつあるのである。

 

そして、その生活スタイルの変化を可能にしたのが、携帯電話とそれに付随するエムペサというモバイルサービスだ。

 

3、携帯電話の普及から見えるリープフロッグ現象

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まず、携帯電話に焦点を絞って話を進めていきたいと思う。

 

リープフロッグ現象を代表する一つの例としてケニアの事例がある。

 

現在ケニアの固定電話の普及率は1%にしか満たない。

 

一方、携帯電話の普及率は50%にも及ぶ。

 

では、なぜ携帯電話の普及率が、ここまで高いのだろうか?

 

固定電話の回線を繋ぐ場合、インフラの整備にとてつもない労力がかかる。

 

すると、固定電話を引くこと自体の価値が上がり、誰も使おうとしなかったのだ。

 

しかし、通信技術の発達により、電波を発するアンテナ装置を各地に設置するだけで、携帯電話での通信が可能になった。

 

結果、今まで電話という概念に全く触れられなかったケニアの人達は、発展の段階を何段階もすっ飛ばして、いきなり携帯電話を手にすることができたのである。

 

4、銀行インフラを超越したリープフロッグ現象

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今アフリカでは銀行の概念を超えるようなリープフロッグ現象も起きている。

 

それは、携帯電話を使ったモバイルマネーサービス、エムペサだ。

 

従来のアフリカは銀行のインフラが全く整っていなかった。

 

貧困層は口座すら作れないし、支店やATMも限りなく少ない。

 

そんな中、銀行インフラが整っていないのであれば、銀行の仕組みを使った新しいサービスを作ればいいんじゃない?

 

といって生まれたのがこのサービスだ。

 

5、エムペサとは

エムペサとは、携帯電話で送金から出金・支払いまでなんでもできるサービスの事だ。

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そして、元々携帯電話の普及率が高かったケニアにこのサービスが誕生し、一気にエムペサの流行に火がついた。

今では、公共料金・教育費・給料の支払い等においてもエムペサが使われており、ケニアGDP約5割を超える金額がエムペサを介して動いている。

 

では、なぜエムペサがここまで流行することになったのだろうか?

 

6、エムペサ流行の理由

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まず、エムペサ流行の一つの要因として、携帯電話自体が銀行口座として機能する事が挙げられる。

 

先述したように、従来は口座すら作れなかった人が大勢いた。

 

しかし、エムペサを利用する場合は口座を必要としない。

 

では何が必要なのか??

 

それがSIMカードである。

 

ケニアでは、18歳以上になると国民IDカードが配られ、それを利用しSIMカードを購入することが出来る。

 

そして、そのSIMカードの情報がアカウントとして機能し、送金・支払い、全てを可能にしたのである。

 

現在、エムペサの店舗は町の至る所にあり、現金が必要な場合はいつでも引き出せる。

 

もはや、携帯会社が銀行インフラとして機能するというリープフロッグ現象が起きているのである。

 

7、起こりうる未来の話 in アフリカf:id:shin1110buri:20170726045217j:plain

以上のようにテクノロジーが従来の発展の段階を何段階もすっ飛ばしていく現象は今後もアフリカで目立つことになるだろう。

 

そこで、アフリカ×テクノロジーで、今後どんな未来が起こりうるのか未来予想図なるものを考えてみた。

 

8、ドローンを使った未来 in アフリカ

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一つ目はドローンを使ったアフリカの未来である。

 

現在アフリカのほとんどは道路のインフラが整っていない。

 

そのため、物資を運ぶ際に手間と労力を必要とし、人件費がかかる。

 

結果、物流コストがあがり、アフリカ国内同士の貿易すらままならないのが現状なのである。

 

また海に面していない内陸国に関しては、更に深刻だ。

 

いくら資源が溢れていたとしても、その物資を港まで運ぶ段階でかかるコストが高すぎるのだ。

 

なので、内陸国は常にハンディキャップを背負っていると言える。

 

そして、以下の地図を見たら分かるように、アフリカには16か国もの内陸国が存在している。

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 よって、内陸国に関しては発展したくてもできないというのが現状であり、

 

その原因はほぼ道路のインフラが整備されていないことに起因している。 

 

しかし、この問題を解決できるかもしれないテクノロジーがある。

 

それが、ドローンだ。

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もし、ドローンの自動運転機能を上手く利用することができれば、わざわざ未整備の道路を使う必要もなくなるし、物流コストも遥かに安くなるであろう。

 

結果、内陸国も貿易に参加しやすくなり、アフリカ全体が今より経済的に発展するのは明らかだ。

 

ドローンを使った宅配サービスだって流行するかもしれない。

 

そして、アフリカの空を見あげればいつでもドローンが飛んでいる。

 

そのような未来は必ず来ると思う。

 

なぜなら、自動車の自動運転機能が現実味を帯びている以上、ドローンの話はその延長線上にあるからだ。

  

このようにドローンを使ったリープフロッグ現象も今後起こりうるであろう。

 

次にインターネットインフラに関してもドローンを使って空から何かできないものかと考えた。

 

しかし、僕の考えの遥か上空を行くプロジェクトが既に進んでいたのだ。

 

9、人工衛星による未来 in アフリカ

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次にインターネットインフラについても調べた。

 

世界の人口約70億人の内、インターネットを使う事が出来ない人が何人存在するかご存知だろうか?

 

その数約30億~40億らしい。

 

世界のほぼ半数の人達はインターネットを使う事ができないのだ。

 

そして、インフラが整っていないアフリカの人達が多くを占めるだろう。

 

僕はこの問題に関しても、ドローンで解決できるだろう。

 

そう考えていた。

 

しかし、現実はもっと大掛かりなプロジェクトが既に始まっていたのだ。

 

それは、人工衛星を飛ばして、宇宙からインフラを整備するというぶっ飛んだアイディアだった。

 

しかし、このプロジェクトを仕掛けた人物を知って納得した。

 

その人物とは、Facebookの創業者であるザッカーバーグだ。

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正直、めちゃくちゃ大きい目標を設定するあたりが、彼らしくて良い意味で笑った。

 

そして、彼はこの件に関して以下のように述べている。

 

「辺境の人々にネット環境を提供することは、従来の通信インフラではしばしば困難で、効率が悪い。だから我々は新たな技術を生み出す必要がある」

 

つまり、陸にインフラが整っていないのであれば、宇宙からインターネット繋げたほうが早いでしょ。

 

という事を言っているのである。

 

僕は、人工衛星でインターネットが繋がる未来も必ず来ると思う。

 

情報格差のない未来。

 

皆が平等に情報を得ることができる未来だ。

 

このように、テクノロジーがアフリカの在り方を変えていっているのは明らかであり、

今後急速に発展していく可能性もあり得る。

 

IT大国アフリカ。

 

そう呼ばれる日が近い気がしてならない。

 

そして、それにはアフリカの文化的理由が関係してくると僕は考えます。

 

10、IT大国アフリカ

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IT大国アフリカ。

 

そのように呼ばれる日が近くまで来ていると思います。

 

今では、IT大国として有名なインドだが、最初は欧米からのアウトソーシング先として一目置かれていました。

 

結果、英語も使え、数学も得意というインド人の特徴と一致し、IT大国として発展する事ができたのだ。

 

そして、欧米が次に目を付けた国。

 

それが、アフリカだ。

 

実際に、facebookの創業者であるザッカーバーグも、アフリカのIT技術に関心を示し、ナイジェリアとケニアに視察している。

 

僕自身もアフリカの文化はIT技術を受け入れるのにとても適していると思われる。

 

なぜなら、アフリカには十分な仕事がない。

 

だったら自分で起業して仕事を作り出せばいい。

 

そのような起業文化が根強い。

 

そのような国にIT技術がきたらどうなるか。

 

皆ITの力を駆使して起業することになるだろう。

 

また、ハーバード大学卒業のケニア人と話をする機会があり、今ケニアではITがどのような位置づけにあるか聞いてみた。

 

その答えは想像通りだった。

 

ケニアの学生たちは、死に物狂いでプログラミングの勉強をしているらしい。

 

そうしなければ仕事が無く、生きていけないからだ。

 

今後アフリカがどのように発展していくのか楽しみだ。

 

一方で、僕自身そのカエルの背中に乗って面白い事をしてみたい。

 

その気持ちが強くなった。

 

じゃあ何をすべきか?

 

それは、自分の武器を持つことだと考えた。

 

 11、システムを作る側に立つ

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アフリカで起きているカエル現象の背中に乗ってみたい。

 

とてつもなく面白い事が出来そうだ。

 

しかし、自分には武器がない。

 

じゃあ、どうするか?

 

そこで思いついたのが、システムを作る側になってしまう事だ。

 

自分が思いついた事を形にできる。

 

それ以上の最適策はない。

 

一度作る側になってしまえば、どこまで可能で、どこまで不可能かも見えてくると思う。

 

それが、僕がエンジニアを目指す理由だ。

 

今までは、起業したい。

 

それだけだった。

 

しかし、それだけではアフリカでもやっていけない事を悟った。

 

アフリカに行けば何とかなる。

 

そんな甘くはない。

 

アフリカに行くだけでは何者にもなれない。

 

なので、これからはしっかり地に足つけて、自分に必要な武器を一から身につけていこうと思う。

 

そして、その一つ目はプログラミングだ。

 

 まとめ、

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実はアフリカでのインターンシップは8月からの予定だったのだが、事情が重なり10月からになってしまった。

 

しかし、逆にこの期間はチャンスだと思う。

 

アフリカに行く前に、この2か月間をどのように過ごすかで、また見える景色が変わってくるからだ。

 

なので、2か月間日本でする事をまとめてみた。

 

1、営業インターン

客観的に見て、そもそもの業務スキルが足りていない。

 

そう思ったので、根本的なビジネススキルを上げることができるインターン先を探していた。

 

そんな時、ご縁のある会社の社長さんから、法人営業部の部長さんとお話させて頂く機会を与えて頂いた。

 

話をさせて頂いた結果、実際にそちらの会社で働いてみたいと強く思った。

 

 しっかり結果残して、お金稼ぎたいと思います。

2、エンジニアインターン

 目標は、この2か月間でWEB制作かアプリ開発を一人で出来るようになって、

 

それを活かしたサービスをアフリカで試してみることだ。

 

プログラミングの勉強は、独学でも十分に可能。

 

しかし、実際に業務経験を積む方が成長が期待できるので、未経験でも働かせてもらえる会社でインターンする予定だ。

 

3、ビジネスコンテスト 

夏はビジコンが多く開催されているので、出てみようと思う。

 

営業インターンとエンジニアインターンで学んだ事のアウトプットの機会として最適そうだ。

 

以上三つが2か月でする事のまとめだ。

 

僕自身のキャパシティはフルで300%だと考えているので、全てに対して100%でコミットしていきたいと思います。

 

終わりに、

アフリカ×テクノロジーが作り出す未来は知的好奇心を刺激するものばかりだ。

 

このタイミングで、アフリカという国に出会わなかったら、エンジニアになろうとは考えなかったと思う。

 

しかし、これも何かの縁。

 

この2か月間も全力疾走で駆け抜けていきたいと思います。

 

周り真っ暗で先が読めないけど、いい感じに未来が眩しい。

 

そんな感じです。

 

ではでは。

 

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